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大手IT企業勤務のSEと世の中に絶望しているリーマンのライフハックブログ

就活生は知っておきたい大企業における学歴フィルターとリクルーター制度の実状

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どうもジョーです。

 

もうすぐ3月になりますがまだまだ外は肌寒くかなり厚着してなきゃ寒すぎますよね。そんな気温の中、当社や近隣のビルの前でコートを脱ぎちょっと震えながらリクルーターの面談を待たされてる学生を見ると少し可哀想な気持ちになると同時に心の中で頑張ってねと応援している今日この頃です。

 

学歴フィルターについて

 

これはもう公然の秘密であり、就活生の皆さんもよく知っていることですね。大企業だと応募者が大量に集まるのである程度のラインを設け説明会の枠や面接への門戸を制限するのがこの学歴フィルターと呼ばれるものです。

 

ちなみに、ある全国にある大企業を例に取ると下は関東はMARCH、関西はKKDR、中部地方は南山大学を最低ラインとしてそれ以下の偏差値の大学にフィルターをかけているそうです。そしてフィルターに引っかかった学生はセミナーや説明会のとりあえずで設けられた非常に少ない枠を取り合わなければいけなくなる寸法ですね。

 

リクルーター面談の実状

 

一言にリクルーターと言いますが、体裁を気にしてかOB・OG訪問として行う企業が多いように思います。基本的には若手社員がまず面談して評価をするのですが、リクルーター面談を単に「OBに話を聞く機会だ!」なんて思ってたらいきなり40代近い職場の最前線にいるような社員が出てきていきなり質問攻めにされてまだ志望動機もはっきりしていない学生がフルボッコにされて落とされるなんてこともあるのでご注意を。

 

次、リクルーター達はチームを組んでいます。どういうことか?先述した学歴フィルターに漏れなかった大学のOB・OGがその大学出身者を面談し評価するためのチームを組むのです。例えば、東大の採用チーム、京大の採用チーム、明治・青山大学の採用チーム、同志社立命館の採用チームといったように。

そして、そのリクルーターチームのメンバーと面談する毎に評定を付けられ、落第点を付けられた学生は人事面談にたどり着くことなくその企業への就活は終了するのです。逆にいい評定を付けられた学生は人事面接が近づくに連れてリクルーターから内定のためのアドバイスを受けることになります。

ちなみに、企業がある特定の大学の特定の部活(体育会系)とコネを作るためにその部活出身者に最初から採用するつもりでアドバイスされまくるなんて優遇も稀にあります。企業によっては人事面接までの道のりは長く、10回前後のリクルーター面談がある場合もあります。もはや人事面接いるの?って感じですよね。しかしリクルーター面談を乗り越えて晴れて人事との面接にたどり着くのです。もちろんここで落ちてしまうこともあるので最後まで気を抜かないようにしましょう。

 

学歴フィルターは絶対?

 

学歴フィルターは絶対の採用基準ではありません。フィルターにかかった大学のリクルーターチームが組まれることはないかも知れませんが少なくとも採用されることは確かです。面談による採用以外に筆記による採用試験もあるのでコミュ力に自信のない学生はそちらを選ぶことも出来ます。ただ、フィルター外の学生の採用人数は非常に少ないというのが実状なのも確かです。東大・京大を多く採用し、フィルター内の下位私大の学生は一大学から3~4人の採用ということもよくあることですからね。

 

内定後の囲い込み

 

これまた大量採用する大企業にありがちなことです。内定後に他の企業も受ける予定があるなんて当たり前ですよね。でも、そんなことは採用側もお見通しで他社の最終面接のありそうな日程によくわからない内定者への会社説明会やリクルーターからの食事のお誘いを入れてきて採用した学生が他に逃げないように予定を入れてきます。学生からすれば色んな選択肢を持ちたいのに何なんだ!って話なので、そういう時は都合よく風邪をひきましょう。もちろん採用してもらった恩義を持つ人も多いでしょうが多数内定を取り、会社を選ぶ権利を持ってください。本当にいい会社を選択するために一社内定取れたからもういいやではなく貪欲に就活を続けてください。

 

終わりに

 

株価と為替だけ回復してもまだまだ新卒の採用枠が増える段階ではありません。不景気の中就職するのは大変ですが、折れない心を持って頑張ってください。

こんなことを言いつつ次回は会社で働くだけが人生じゃないという趣旨のエントリーを書くかもしれない本当に働くのが面倒だと思っている筆者でした。

それではまた。